2011/05/18

シャーベッツが解散する。

解散。なんて直接的な表現だろう。
この言葉が意味するところの終末感たら、ない。
それぞれの冒険は続くにしても、それはまた別物だから。
シャーベッツあの四人の化学反応はもう二度と体感出来ないんだから。
活動休止はキマリが悪いし、再結成なんて、緩過ぎる。
解散。これは決定的。シャーベッツ。
ブランキー解散、あの新聞の一面をぶち抜いた三人の姿。
当時の自分にとっては絶望的というよりは、衝撃的だった。
どちらかというと、悔しかった。
そんな悔しさからか、その後のシャーベッツのライブには、
よく足を運んだ。熱狂した。ベンジーがステージに登場した瞬間こそが、
自分の音楽的な青春を集約している。青臭いという意味での青春。
Tシャツもいっぱい買った。握手だって二度した事ある。
ライブ会場の喫煙コーナーで。それに、街中で見掛けた時は、
どうしたらいいか判らずにとりあえず小走りで追い掛けた。
そして立ち止まったベンジーにこう話し掛けた。ベンジーさんですか?
素っ頓狂な発言だった。手汗を握りしめ、握手して下さい、これが精一杯。
ギターだって当時は、耳コピして練習した。シャーベッツ。
ブランキーは最強だけど、シャーベッツは最高だった。
三輪バギーとか、シェイクシェイクモンキービーチとか、最高だった。
”愛はいらない、湿度だけで俺はいい”
この歌詞、未だに何が言いたいのかさっぱりだけど、
最高にカッコいい。いま聴いてもシビれる。
”シュークリーム、君にあげるよ、瞬きひとつせずに”
もう意味がわかんないんだけど、なんなんだろうこの説得力は。
静かな曲も大好きだった。シベリアとか、
頭の中は完全に、シベリアへ向かう空の旅だった。
勝手にしやがれ、も。言い出したらキリがないけど、
そんなふうに音楽に対して純粋に心酔できた、青臭いあの時代。
人それぞれ、多かれ少なかれあると思うんだけど、
いろんな音楽に触れれば触れるほど、
ひとつのバンドに対する熱狂は冷める。多面的に音楽を捉えるように。
むしろここ最近のアルバムは、聴いてなかった。むしろ、知らなかった。
それでも特別なタイミングでハマって、特別な時間を過ごしたバンド。
シャーベッツ。解散。
ラストライブには絶対に行きたい。特別なバンドだから。

そんなこんなでケモノガレは、結成してかれこれ五年は経ったのか、
合間があいたり、活動が緩やかになったり、活発になったり。
メンバーが変わったり。いろいろあったが、振り返るにはまだ早い。
それでも続いてる事、それ自体を、誇らしく思えるように、最近考えてる。
気持ちがすれ違ったり、言い争いをしたり、エゴが大爆発を起こしたり、
何かが起こるたびに何かを学び、そして過ちは繰り返される。
それでもこれでもかってぐらい考えては、踏ん張って、今に至る。
バンドを通して人間関係が形成されていった、ここ何年かの話。
なんとなく続いてるようで、必死で続けてるような、ここ何年かの話。
そして、新しい何かが始まりそうな、そんな予感がする、ここ最近の話。

今週の金曜日、もうすぐ。昨夜はスタジオにて新曲を作り、
明日の夜は伊勢崎町ムーブにて搬入兼リハーサル。
そして明後日は、出来れば見逃さないでもらいたい、フリージャム。
知っている人は、特に見逃さないでもらいたい。
なんでかって、特にこれといった理由はないけど、新しいスタートだから。

0 件のコメント:

コメントを投稿